2009年 10月 11日 ( 1 )

星の季節

いつの間にか夏の名残りも消えて肌寒く感じる日が増えて来た。

夜、空を見るとオリオン座が輝いている。
オリオン座を見ると、いつも不思議な気がするのはなぜか。
少年はもしかしたら、ソコからやってきたんじゃないか(笑)。
b0019960_2165343.jpg

子どもの頃から、夏が終わりやがて肌寒くなって、これから冬へむかうんだなあと思えば、夜空にはいつもオリオン座があった。
真ん中に位置して等間隔に並んだ三つの星の規則性とか、星座の中でも目だつオリオン座は、とくに不思議に思わせるものがある。
これが偶然といえるのだろうか。
なにか宇宙には知性が働いていて、なにもかもできあがっているんじゃないのか。

その小さな少年は、田舎の家にお風呂はあったけれど、家に母親とふたりだけの期間には、よく少し離れて歩いて30分ほどの親戚の家に行ってお風呂をもらって帰って来た。
家とは違い、美容院が併設された親戚の家は賑やかで、夜道を歩いてそこに着くと、蛍光灯の灯りが目にまぶしかった。

風呂から上がって、少年が母親と帰る夜道は暗く、いつも少年は母親の袖につかまって歩いた。
そして見上げた夜空にはオリオン座があった。
不思議な気持ちになって、少年は眠い目を閉じ、閉じたまま、片手でつかんだ母親の着物の袖だけを頼りに、つかつかと夜道を歩いた。

オリオン座はあの頃のままだ。
[PR]

by past_light | 2009-10-11 21:08 | ■Column Past Light | Trackback | Comments(3)