リサイクル・モデムは、いい。
2007年 06月 10日

落ち着いてインターネットを見ようとすれば、何年もふだんは気にしなくなっていた電話代、それが馬鹿にならないのも大きいが、それに輪をかけるのがブラウザの表示の遅さがとんでもないことになっていることだ。
もちろんそれは、この数年でどんなページでもほぼ高速回線でのダウンロードに寄り掛かったつくりになってしまったせいだ。画像も重たいものが増えたし、フラッシュアニメを多用してのコンテンツ、それにHPの新しい記述のせいなのか、インターネットがうんざりする時間になる。
むかしのスタンダードな文字だけ、できるだけ軽くこころがけた少ない画像、そんなページがありがたく思えるという始末。もうニ度とダイアルアップでインターネットなど見てやるものか(笑)。
接続に使うプロバイダーを変えたのは、メールの不達が前から気になっていたことで、テストに自分で何通かいろいろと出してみたら、同じ件名、文面でも届いたり届かなかったりという感じ。翌日プロバイダーに電話したら、サーバでの迷惑メール削除が基本設定されていたことで、迷惑メールがないのはありがたいが、ごく普通のメールがずいぶんと削除されていたことがわかった。それにしても「同じ文面で拒否したりしなかったり、なんてあるのですか?」と問うと、即座に「あります」と答える(笑)。それじゃ何が規準か不条理なはなしじゃないか。
それから、プロパも変えてやろうと思い、安くて、おとくなキャンペーンをしているところを捜した。調べたら、長い間フレッツとプロパをそのままにしていたせいで、毎月1000円以上損をしていたとわかった。まるで生命保険かなにかと同じじゃないか。何年もモデムもレンタルでのフレッツを使ってていると、毎月レンタル料だけでも700円程度払っているわけだが、考えてみれば1年で8000円ほどで5年も使うと4万円だ。すでに買い取りになっていたってお釣りが来る。おかしな話だ。おとくなキャンペーンとは、モデムもリサイクル品だが、機能もマシだしなによりレンタル料もない。少し傷があってもモデムがリサイクルしてこんなふうに提供されるのは利に叶う。
しかし、タイミングを間違えて一週間ほど使えない期間ができてしまった。
一度、図書館でネットを使わせて貰ったら、検索用にかヤフーサイトのニュースは見れるが、ところどころの画像はバッテン印。それから朝日新聞のサイトさえブロックされている(笑)。つまり広告の量で判断するのだろうか。それから掲示板、そしてなんとすべてのブログもブロック。これはコミュニケーション機能そのものを使わせないためだ。かろうじて個人のホームページの正しい姿なら見るだけならOKのようだ。しかし率直にいうと、急に食欲をなくしたような気分になりすぐに閉じてしまった。
ダイアルアップのインターネットを「各駅停車の旅」と仮に情緒的にたとえるとしたら、いったん人がデジタルテクノロジーを使いはじめれば、それは不似合いだし不可能であると痛感する一週間だった。たとえるなら便利な秘密(ベンピ)あたりか。