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この人はどこかおかしくないですか?

 テレビのニュースで、コイズミさんの国会での演説をぴっ句アップしていた。

 孔子のことばを、例によって誰に向かって話しているのかわからないような、自己のなかでひとり循環し完結する調子で、我田引水、引用し熱く言い放っていた。

 「改革をなんとしても断行」というキャッチフレーズのような短い言葉がいつものように、自己陶酔のしたようにあの顔から発せられる。最近ますます堅い決意のようだ。いや、意地を維持した人の顔だ(笑)。
 それにたくさんのオバサマとか、まあお互いさまだけど、とても友だちになるのがむずかしいような人も拍手して胸を熱くしたのかも知れない。が、一体その中身、幸せへの指針の理由、内容が理解できたのか不明で、正直いつもよくわかりません。
 またことトラブル発生の際には、ひと事のように「どういうことだろうねぇ・・」と一般人の意見に化けるし、最高責任者だと思うけど、「・・だれそれ・・にまかせてあります」「しっかりやってくれると思います」という呆気に取られるような受答えですし。

 とりあえず進むところは「国民の幸せへの改革断行」と言っているのだろうし、誰もが思うはずだけど、現実に起きていることは、なかなかそれは証明しません。なぜかいい徴候は皆無に感じます。
 思い込みでなんでも陶酔できる人は幸せで不幸です。そしてあぶないです。
 そうやって昔ついて行った国の人は、喉元過ぎればそのころ反省したことも忘れますし。

 それでも「自然の報復」というのには逆らえなくて、時代は、闇に沈殿して隠れていた灰汁を浮き上がらせていく。
 そういう意味ではコイズミさんもホリエモンも、灰汁の沈んだコップの水をかき回し、一役かった人ということになるのかも知れない。

 思い出せば、ホリエモンが「誰でも一千万ぐらいすぐつくれる」と言っていた言葉が何となくやっとこのところ理解できました(笑)。
Commented by YAI at 2006-02-19 05:12 x
はじめまして、とても素敵なサイトですよね。私はミツバチのささやきが大好きです。アナとイザベルが草原の広がる景色で立ってる姿たまりません。15歳のとき観たのですが・・・いつかスペインへ行ってみたいと思ってます。もちろんフェリー二やトリュフォーあとアキカウリスマキも好きです。ああ、こんな風に同じ映画を愛する人がいるって思うとうれしいです。
よろしくお願いします。
Commented by past_light at 2006-02-19 19:59
YAIさん、コメントありがとうございます。
ミツバチのささやきは、ぼくも当時に何度も観た映画です。
あの静けさとダークだけど透明な映像と世界は忘れがたいですね。

>こんな風に同じ映画を愛する人がいるって思うとうれしいです。
このお言葉は、すごくステキですね。
同感です。
こちらこそ、どうぞ今後ともよろしくお願いします。
by past_light | 2006-01-21 02:28 | ■コラム-Past Light | Trackback | Comments(2)

過去と現在、記憶のコラム。

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