桜の、その
2005年 04月 08日

今年はまだ写真は撮っていないので、昨年の桜だ。
玉の輿にのって、幸せに別れを迎えた二度と会うことのないだろう「マロン」との、昨年の黄金時代をも思い浮かべつつ・・。
「さくら、おにいちゃんだよ」。
この時期、花粉症のひどい人には辛い時期でもあるようです。しかし、そういう話題が多くなったのはいつ頃からか。ぼくなどが田舎暮しの少年時代をふりかえれば、花粉症という名前さえしらなかったような感じだった。
東京に出て来て数年、若さと春の蜜月の、昔むかしに読んだ劇画の中に登場したその名前は、まるでひどい難病のような登場の仕方だった。
その症状に苦しむ登場人物の女性は、この時期、部屋の中にいてもマスクをはずせない。外出は控えなくてはならず、「結婚できない・・」なんて話でしたから、こりゃ大変な病気だな〜と思ったものだ。彼女は花を愛でることはできず、水中花を愛した。
そういうことで察すると、この病名とその詳細は、原作者にも謎のような、まだそんな時期だったんでしょうかねぇ。
ちなみに、ぼくは春よりも秋のブタ草に反応し、鼻水とくしゃみはそれまでおあづけです。