「昭和の風景」より

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写真--山端康介
防空壕に避難して助かった女性
昭和20年--1945年8月10日 朝 (中町天主堂付近・南南東2.6km)
「原爆の後ですよね!! その背景と女性の表情にある微笑みが、なんとも複雑にして印象的です」
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写真--林忠彦
浮浪児(上野)
昭和21年--1946年
「煙草を吸う少年は、この時代の写真によく見る。先日観た黒澤明の映画「 素晴らしき日曜日」に出てくる浮浪児の、オッサンのような表情、なんとも言葉にできない気分、生活力、逞しさ、を思い出す」
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写真--林忠彦
女の子や娘の靴磨きもふえた(有楽町)
昭和22年--1947年
「撮影者は、少女はカメラを意識しているようなはにかみだ、と言う。いわゆる「組織」の下で働いているらしい。世界を見れば、今もある光景かも知れない」
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写真--田沼武能
昭和34年--1959年(東京・台東)
「車の通るすぐ側でのらくがき。道路のらくがきも危なくなって来た時代だと。当たり前だけれど、こういう光景は今はないなあ。--写真は部分です」

出典--「昭和の風景」東京都写真美術館 編  新潮社発行 2007.4
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Commented by のら at 2008-07-06 14:53 x
林忠彦の浮浪児は、最初に見たときはインパクトありました。
したたかそうな少年の表情が印象的です。

今日、図書館で文芸誌の編集者だった筆者の「ぬけられますか」というタイトルの滝田ゆうの自伝的な本を借りて今読みながら、昭和の風景を味わってます。
Commented by Past Light at 2008-07-07 15:00 x
のらさん、この煙草の吸い方はベテランのおっさんですよね(笑)。
それがなんとも切なく複雑な気持ちにもなりますね。

「ぬけられますか」、聞いたとのあるタイトルです。
昔あった「赤線玉の井 ぬけられます」という日活ロマンポルノか。違いますよね(笑)。
Commented by のら at 2008-07-07 19:36 x
「赤線玉の井 ぬけられます」
あぁ、そこから来てるんでしょうかねぇ、勉強になります(笑)

少年のたくましさ、せつないです。そうじゃないと生きられないみないな・・。たくましくない少年だっていっぱいいたわけですよね。
Commented by Past Light at 2008-07-08 20:49 x
のらさん、こんばんは。
>勉強になります(笑)
当時、日活ロマンポルノは我々にとって観ないといけないものでした(笑)。
勉強というと思い出します。「赤線」ものでした、客席のおじさんが映画の説明字幕などを観て、指折り数えていた光景がほのぼのして脳裏に残っております。

逞しさは、五木さんも言うように、他者を「押し退けて」生きて来た者の反面と言うこともまたありましょう。
生き残った者は死んでいった者から学ばないと申し訳ないのでしょう。
by past_light | 2008-07-05 20:19 | ■ちょっとミニメモ | Trackback | Comments(4)

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