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羽田発福岡行き

 羽田発福岡行きJAL203便。前もってインターネットで買うようになってから、航空運賃の不思議をおもう。買い方、時期やらで二倍も値が動く。

 着陸のための下降。福岡にはその日暑い雲があった。何度もエレベーターが急下降するような血の気が引く思いをした。これが飛行機の慣れない習慣。

 福岡の両親も昨年と同じように、と思う面もあるが、母七十と父八十を超えての一年はやはり大きな時間だとおもう。
 昨年よりやっぱり歳を取ったのだということがありありと実感される。
 それはこちらも同じだけれど、二十歳の人が二十一になるのとでは、そうとうに違う時間の流れであり、生きるという仕事の疲労ににも似た痕跡を残す。

 それでもまだまだ元気だ。と思いたいというのが誰しもの想念だろうか。
 
 帰郷のなにが最大の理由かと言うと大掃除である。一日は大きな窓ガラスを外から拭くことで費やしてしまう。それから次は室内の高い場所にある様々な器具やらなんやら。これで東京の自宅を大掃除する余力を失うんだけど、それはぜんぜん平気です。うちは小掃除に徹しているからだ(笑)。

 すぐ近くにある大きなスーパーの最上階に映画館、シネマコンプレックスというか、何本もの映画を上映しているので、何十年かぶりに午前中に映画を観ることにした。なんと最初に座った客だ。上映が始まる頃、やっと二十人ぐらい座席は埋まる。「続・三丁目の夕日」。
 評判では一作目を上回るとか・・、はっきりいってウソです。(笑)
 小さな話が平行していくつも欲張っての、そして残念ながらすべて盛り上がりに欠けます。やはり前作をテレビで観ての感想に書いたように、そんな心配が適中した。ドラマもテレビサイズだが、オープニングにゴジラが登場する空想のエピソードはりっぱにシネマサイズ。これで一本作ると面白そうだと思いながら、映画は始まる。

 観終って、次回作はもう無理だろうと思う。あとで、主演のひとりが、もう次回作があってもやらない。と言っていると耳にした。出来うんぬんよりも、実際にマンネリが避けられないテーマ、続編の世界だから、賢明だし妥当なことだと思う。

 福岡は、まだまだ街が密度を増して行く感じだ。建設ラッシュの箇所も多いようだ。空気も、夜空を見上げての星の光も東京と変わらない。オリンビック誘致に成功していたら、きっと中国みたいにもっと忙しないことになったかもしれない。

 帰って来たら、一番会いたかった(笑)公園の猫たちが出迎えてくれた。
 公園の池の周りを歩けば田舎に帰って来たような気分。
 さて、今年もクリスマス気分は忘れたまま、あれよあれよと年末に突入だ。
Commented by waku59 at 2007-12-28 16:53
福岡の気質(お祭り気質?)でしょうか。

落ち着くよりも騒いでいる方が好きな感じです。

Commented by past_light at 2007-12-29 02:11
waku59さん、こんばんは。
waku59さん、九州にご在住でしたっけ。
そうですね、福岡は天神あたりでは女の子の化粧も御祭りです(笑)。 wakuさんは、とても活動的なイメージです。爪のあかクダサイ(笑)、
by past_light | 2007-12-25 20:50 | ■コラム-Past Light | Trackback | Comments(2)

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