戦争モノを続ける

 水木しげるさんの自伝戦記漫画「総員玉砕せよ!」(1973年発表)をドラマ化したNHKスペシャル・終戦特集ドラマ「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」
録画しておいて観た。

 「はだしのゲン」とはまた違った角度から見る戦争の中身だ。
 それにしても戦争で左腕を失った水木さんのことは知っていたが、こんなラバウルの最前戦で、2度の玉砕するはずの戦場から生きて帰ったということは初めて知った。
b0019960_02591451.jpg NHKスペシャルドラマらしい、凝った、そして演技人も緻密であり存在感がありで、香川さん演じる水木さんが巧みなキャラクターになっていて魅せるし、話の運びもたのしい。
 たのしくてもやはり戦地の生な現実感はみっちり出しているから感心する。
 映画「野火」でも戦場の実感を切実に感じたけれど、このドラマでも、一方ではアニメも使用し、ファンタジー的な脚色もされながら、そこではかなり現実感を大事にしている。

 そして、水木さんの下記のこの言葉に非常に頷く気持ちになるこのごろ。
 きっと「あちら側」でも「こちら側」を心配されているのだろう。

 「『総員玉砕せよ!』は90%事実。戦記ものを書くと、わけのわからない怒りが込み上げてきて仕方ない。戦死者の霊がそうさせるのではないか」

内容の詳細、東京新聞
このドラマのNHK特集ページ

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by past_light | 2007-08-14 04:06 | ■Column Past Light | Trackback | Comments(0)

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