La Califfa

 美しい声というものを持った人、しかもbeautyであれば、天からニ物も与えられてある人だろう。
 しかし、美しい声の持ち主というのは、何となくたいへんだろうと思わせる人としてサラ・ブライトマンがいる。

 CMなどでも流れる曲があったので有名だが、ぼくが彼女の歌声を知ったのは以前たまに聴いていたインターネットラジオで、合間に流れていた「La Califfa」という曲だった。それからラジオソフトに流れる英語表記の曲名と名前を不正確に音読み覚えしつつ、図書館やレンタル店を捜してアルバムを聴いた。
 そのなかにはポピュラーソングを歌ったものも多くあり、美しい声は確かに魅力だったが、どこか天から地上へ降りた女神みたいに、リズムに刻まれ、そして豊かな伴奏が、不釣り合いな地上の世俗の喧噪を加味されたようで、そんな不条理でわがままな不満足感を感じてしまった。反対にいうと、いかにオリジナルの歌い手たちの生身の声帯から発せられる個性が大きな魅力を伴ってあるかを再確認するものでもある。

 それはあるいは、勝手な理想の女性像みたいな空想の次元にある妄想に、自己中に執着する哀れなファンの落ち入るようなもので、アーティストにもファンにも無理解で停滞を意味するものだろうから、普遍的な話ではない。
 しかしそれが分かっていてもサラ・ブライトマンは、「La Califfa」だけで「ぼく」には充分にいまだ完結してしまい、多くの熱烈サラファンには、なんだか申し訳ないと思っております。・・お詫び。
 しかし、その一曲でノックアウトさせるサラ・ブライトマンは、まさに天から降りて来た女神でしょうから。

曲の試聴は下記にあります。
http://www.amazon.co.jp/Luna-Sarah-Brightman/dp/B00004UDNP
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by past_light | 2007-03-17 19:27 | ■Column Past Light | Trackback | Comments(0)

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