2006年 06月 15日
本日の雑感
日々、否定できない心当りもある。多分三匹の猫との別れが、すべての生きものに、人間は例外として(笑)、哀れみの情を強く養った部分が大きいとおもわれる。この失われた十年、(言ってみたかっただけだが) 猫の死を看取る出来事は、ボディブローのようにどこか効いていて、しかし、といってなにが失われたかは謎なのだ。
家人に言われるように、三匹もの猫を、同じように死に逝くまでを見届けるというのは珍しいらしい。昨年死んだ猫は、てっきりふだんの野良生活同様の状態から見て、どこか行方不明ということになるのだろうと想像していたが、昨年の春のブログに書いたようにしっかり畳の上、、みたいなかたちで見送ることになった。
最近は、まったくの野良たちとの出会いが多い。彼らの何人かとは、もうこの二年ほどでいくつかの別れがあり、なかにはやはり、ある日ふっと消えて二度と姿を見ることがない場合が多い。また新たな出会いも多いが、これが人間とだったら交際費がたいへんだ。ともあれ猫にだけはなかなかモテル人だと思われているだろう。冗談はともかく、親しくなればなるほど、なにかどこかで決意が必要だし、ある意味では冷静さ強さも必要だ。
それはともかくとして、下記のようなニュースはとても腹立たしい。無抵抗の生命、弱いもの苛め、無感覚、という現代の風潮をすごく象徴しているような(四つもの穴を開けてまで除草剤を注入するというやりかたも)、衰退する慈悲心の霊長類がした恥ずかしい行為のひとつ。
「杉の巨木に除草剤注入される 和歌山・丹生都比売神社」
http://www.asahi.com/national/update/0615/OSK200606140056.html
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coeurdefleur at 2006-06-15 12:54
生き物との別れはつらいもので、ペットの死を想像しただけで
涙の出てくる人もいますのに、樹に穴を穿てる人もいる。
どっこも違わぬ同じ人ですのにね。
「猫だけにはやさしいのね」
歌で返してご覧になって^^
涙の出てくる人もいますのに、樹に穴を穿てる人もいる。
どっこも違わぬ同じ人ですのにね。
「猫だけにはやさしいのね」
歌で返してご覧になって^^
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past_light at 2006-06-16 01:35
柊さん、いよいよ梅雨ですねぇ。。
野良だと毎日どうしても雨に濡れる機会が増えますね。そうしないと食事にありつけない。
人間もいろいろで、精神にもまさしく地獄から天国まで幅がありましょう。
ネコにだけ やさしいコドモ ドコモだけ♪
野良だと毎日どうしても雨に濡れる機会が増えますね。そうしないと食事にありつけない。
人間もいろいろで、精神にもまさしく地獄から天国まで幅がありましょう。
ネコにだけ やさしいコドモ ドコモだけ♪
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coeurdefleur at 2006-06-16 06:49
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past_light at 2006-06-17 01:16
柊さん、歌でなくて句で遅松。
by past_light
| 2006-06-15 02:34
| ■コラム-Past Light
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Comments(4)