2006年 04月 04日
ユーミン水のなかのアジア
ユーミンはなんだか昔より声量が増して、ちよっとだけ歌もうまくなったように感じた。たぶんお腹から声を出すようなレツスンに励んだことがあるのだろうか。
ただ迫力は出て来たけれど、か弱い細い声ではなくなって来たのは相殺される宿命でもあり、初期から中期までしか聴くことのなかった者にとってはやや複雑な気分。
もともと一度もステージは見たことがないが、噂ではすこし以前はサーカスのように派手で大掛かりなステージが繰り広げられるという話を聞いたことがあって、それからすれば、かなりシンプルな装置で頑張っていて、年代的には同じだから、ともかく体力、アピール度、いさぎよさ、すごく感心したりします。
ピアノ連弾によるバックとか、アジアの楽器、演奏家とかアジアの歌手とか、日本人だけど大量のゴスペルのコーラスバックとか、モノより人にお金、演出が力はいっているのは好感持てる。
ただ詩の世界はどちらかというとちいさくて静かに聞きたい曲でさえスケールが大きくなるのはなんだろう・・(笑)。
しかしコンサートステージが楽しく成功するのは、スターひとりの力ではないということ、それが彼女のこのステージですごくよくわかって、もしかしたらとても正統的なステージであると言えるのかも知れない。 ツメの垢クダサイ。
by past_light
| 2006-04-04 01:32
| ■コラム-Past Light
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