税菌

人民が飢えに苦しむ。
 それは上にあるものが税金をとることが多すぎるからであって、それゆえに飢えに苦しむのだ。
 人民が治めにくいのは、上にあるものが干渉するからであって、それゆえに治めにくくなる。
 人民が死ぬことをなんとも思わないのは、上にある者が生*を追求することに熱心すぎるからであって、それゆえに人民は死をなんとも思わなくなる。
 生のことを少しも気にかけないものこそ、まさに生をとうといとするものより賢明なのである。(75章)
 (*「生」とは権力とか立場、その延命とか・・、そういう理解でいいと思います。)

 天の道(やり方)は弓を引いて張ることに似ているであろう。
 高いもの(上の端)は押し下げられ、 低いもの(下の端)は引き上げられる。
 余りすぎはもどされ、足りなければつぎたされる。
 天の道は(このように)多すぎるるものから減らして、足りないものへ補ってやる。
 人の道はそうではない。足りないほうを(もっと)減らして、多すぎるほうへ差し出す。・・(77章、以下略)

 「老子」(小川環樹・注 中公文庫版より)
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by past_light | 2005-12-17 18:13 | ■ちょっとミニメモ | Trackback | Comments(0)

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