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夏の終り

 子供の時、海で泳いでいて、だんだん自信がついてきたので、沖の方まで泳いでいったことがある。

 沖といっても、遊泳範囲のしるしにブイが浮いているところから少し先という程度のところまでだ。
 それでも浅瀬に戻る時の体力を考えないで泳いでいって、片道で疲れてしまい、浮いているブイに掴まって休み、必死で戻った。

 海の底へ行くにしたがっての闇と足に感じる水の冷たさ。その海の底から泳ぐ足を捕まえられそうな怖さ、ぞくぞくしたものだ。

 ・・そんな海の底というのも、思えば、なんだか心の底にある暗闇を覗くこととどこか似ている。

 そこは潜って覗き込むのに勇気がいる。
Commented by アンナ at 2005-09-01 10:27 x
Tendernessさん、お久しぶりです。時々読ませてもらってます。海の底の蒼さや暗さと何となしの怖さ、私も子どもの頃体験して覚えてます。だから今も深い海底を想像するのは苦手です(笑)。

「おとなことなる」も、谷川さんなどの言葉は両方読んだことがあったので、とても頷けました。あと、私には昔の大人は今よりもっと大人に見えていて、今は精神年齢が少し全体に下がっているんじゃないかなぁ?(子どもっぽくなったのでは)と思えます。それともやっぱり昔の大人も同じだったのでしょうか(笑)。

それから、また絵を使わせて頂たいので、後でメールします。
Commented by past_light at 2005-09-02 01:39
アンナさん、メールもありがとうございました。

深い海底には深海魚もいて、ぞくぞくしますよね(笑)。

ぼくはもうアンビバレントなオトナで、精神年令の底辺を下げてます(^0^;
谷川さんも大江さんも、自覚しているところが大人ですよね。
メールでお返事しておきましたので、よろしくお使いください。
by past_light | 2005-08-30 18:31 | ■コラム-Past Light | Trackback | Comments(2)

過去と現在、記憶のコラム。

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