ラブ・ミー・テンダー

 以前ニュースにあった話。
 アメリカの刑務所の話みたいだった。収容されている囚人たちが周りにいる野良猫たちを可愛がりはじめ、その囚人たちの気持ちにずいぶん変化があったのだという。

 犯罪を犯した彼らの過去には、その育って来た環境、人間関係に、あたたかい交流の機会がほとんどなかったという人が多いという。もちろんそれは彼ら自身の体験談だ。
 テレビで、ネコの世話をしながらインタビュアーに語る彼らの穏やかな口調を観ていて、伝えられている情報はさりげないのだが、何か胸に来るものが感じられるニュースだと思った。

 「誰かの世話をする、なんて経験は初めてだからね」
 「自分の事しか考えたことがなったことに気がついたよ」
 「のらネコたちを観ていると、自分と同じだという感じがしてね」
 「こんなあったかい気持ちを感じるのは初めてという気がするんだ」


 発端は、収容所の周りに集まる野良猫たちの悲惨な状況、怪我をしたネコや病気のネコなどを見ていて、なんとかできないかという動きが彼らの中に芽生えてからだ。
 治療費が払える状況ではないが、ひとりの獣医の協力によってネコたちの生活をヘルプしたいというムーブメントにその拍車がかかった。
 獣医の協力にただ甘えるだけでなく、なんとか治療費の一部を自分達の手で払いたいということで、収容所の周辺の一角にバラックのフードショップを作り、「ホットドッグを食べてネコを救おう」というような看板を立てた。

 いやなニュースが多い世相だが、この一連のストーリーにはいろいろヒントが含まれているものだなぁ~と思った。 
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Commented by sizukugaotita at 2005-02-03 18:43
やっぱり動物は癒しなんですね。
人はなにかしら自分が生きている証のようなものを見つけたいのかな。
「自分がいないと、この子が困る」
「自分がいないと、この草は枯れる」
それが、生きがいになるんでしょうね。

動物って、偉大ですね。
Commented by past_light at 2005-02-04 01:51
はるナさん、コメントありがとうございます。

なんだか、女子高生と話している気がしない(笑)。
はるナさんは、内面的にきっと成熟されるのが早いんだろうと思います。
これからの御活躍が楽しみですよ。

>動物って、偉大ですね。
思いだしました。「動物は尊敬してます」とおっしやっていた女性がいました。
やっぱりエンデが好きで、それが縁でした(笑)。
ここを見ていたら、お喋りに来てくれるといいです。
by past_light | 2005-02-03 18:34 | ■Column Past Light | Trackback | Comments(2)

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